2018年 08月 03日
アドラー心理学28 楽観的であれ |
(へ)
ベストを尽くす。そして、葉っぱが落ちるべきときは落ちるにまかせる。
「いかなる場合にも、ベストを尽くせ」が、アドラーのメッセージです。「〜だから、できない」と、諦めるのではなく、「いま、できることをしよう」と。
ナチスにより強制収容所に入れられた哲学者のアルフレッド・ファラウは、アドラーから聞いた「二匹のカエル」の話をいつも思い出したといいます。そして、強制収容所に入れられて希望を失っていた大勢の人々にこの短い話をして、彼らの心を揺さぶったそうです。その話とは
「ミルクがいっぱい入った壺の淵を、
二匹のカエルが跳び回っていました。
突然、二匹とも壺のなかに
落ちてしまいました。
1匹は「もうおしまいだ」と泣きました。
ゲロゲロと泣いて、溺れ死ぬ覚悟をしました。
もう1匹はあきらめませんでした。
何度も何度も足をばたつかせて、
とうとう、もう一度足が固い地面に着きました。
何が起きたと思いますか?
ミルクがバターに変わっていたのです。
強制収容所から生きて出ることができたファラウは、後にアドラーのことを次のように回想しています。
「アドラーは楽観論の持ち主でしたが、それは、〈全体として生〉を絶対的に信頼していたからでした。いかなる人であれ、人生にはその人の今現在の存在を超えた意味がある、というのが、アドラーの揺るぎない信念でありました。」(ファラウ回想記録より)
「人生にはその人の今現在の存在を超えた意味がある」ということを、私は本当の意味では理解できていませんが、私は生きている限り一生懸命、足をばたつかせて意味を求めていたいと思います。悲観的であるより、楽観的な人生を私は選びます。
- [ 2018-07 -31 12:49 ]
- [ 2018-07 -12 21:12 ]
- [ 2018-07 -05 11:30 ]
- [ 2018-06 -30 11:12 ] の
- [ 2018-05 -30 09:21 ]
- [ 2018-05 -20 10:05 ]
- [ 2018-05 -07 21:13 ]
- [ 2018-05 -06 19:22 ]
- [ 2018-05 -01 20:16 ]
- [ 2018-04 -26 21:24 ]
- [ 2018-04 -21 22:09 ]
- [ 2018-04 -14 21:27 ]
- [ 2018-04 -05 23:18 ]
- [ 2018-03 -29 23:26 ]
- [ 2018-03 -25 08:26 ]
- [ 2018-03 -21 21:33 ]
- [ 2018-03 -19 09:06 ]
- [ 2018-03 -17 21:36 ]
- [ 2018-03 -16 10:32 ]
- [ 2018-03 -14 21:16 ]
- [ 2018-03 -08 11:37 ]
- [ 2018-03 -06 21:04 ]
- アドラー心理学3 対等な関係 あいうえお[ 2018-03 -04 14:26 ]
- [ 2018-03 -03 10:06 ]
- [ 2018-03 -02 21:10 ]
by good_natsume
| 2018-08-03 13:30
| アドラー心理学の紹介