2018年 02月 17日
ルマー・キタ 上手な自己主張 |
ルマーキタの例会があり、参加者は8名だった。
今日は家族カウンセリングを体験された方の報告があり、そのことをめぐって勉強をした。
アドラー心理学は厳しく躾けることを大切にしているが、その躾け方が問題。ガミガミと叱り、その挙句に感情的な言葉を投げつけるような子育ては有害である。私が高校でクラス担任をしていた時の体験だが、家で何度も「勉強しなさい」と言われている子供ほど成績が悪く、成績の優秀な子供は「勉強しなさい」と言われていないという法則があった。だからと言って、放ったらかしの放任育児がいいというのではない。
理想は家族がお互いに上手に自分の意見を言い合える関係をつくることが大切だ。ガミガミ育児でも放任育児でもなく、民主的な育児をしたいのだ。そのためには、大人が上手な自己主張をして、子供たちに見本を示せるような会話をしたい。
上手な自己主張については、一度ブログに書いたことがある。てっちゃんとミーちゃんが喧嘩をした時のやりとりだ。
ルマー・キタ 主張的な自己主張[ 2016-01 -22 22:32 ]
人間には二種類のコミュニケーション行動がある。1つは、たとえば挨拶とか、たとえば、この花はきれいですねというふうに、相手に対する要求を含まないで、ただそこに起こっていることを言葉に置き換えて伝えるという行動だ。
もう1つの種類は、あれをしてくださいとか、それを止めてくださいとかいうふうに、相手の行動に影響を与えるための言葉である。
難しいのは相手の行動に影響を与えるための言葉で、相手に傷つけられることを恐れて非主張的になることもしばしばある。頼み方には4つのパターンがあり、(1)主張的な自己主張、(2)非主張的な自己主張、(3)攻撃的な自己主張、(4)復讐的な自己主張があり、主張的な自己主張に慣れていないため(2)か(3)のやりとりをしているのによく出合う。
子供達の頭はやわらかい。大人が率先して主張的な自己主張ができるように練習すれば、子供達はより良い人間関係を築ける人に育つだろう。
by good_natsume
| 2018-02-17 15:38
| 心理学&子育て