2020年 05月 31日
コロナ後の世界は? |
今の時期、いろいろな植物が芽を出します。雑草だけでなく、カボチャやゴーヤ、スイカ、トマト、紫蘇、マリーゴールド、紅葉等々が勝手に芽を出しています。それらの一部は育ててみようかなと思っています。カボチャやゴーヤは毎年よく育っていますが、スイカやトマトは失敗する可能性が高い。それでも楽しみながらチャレンジしたい。
ところで、コロナ後はもう少しましな社会になってほしいと思うのですが、それはかなわぬ願いなのか。「今だけ、金だけ、自分だけ」という生き方が根強く支配しており、株価がコロナバブルを起こしていることがその象徴です。アメリカの富裕層はこのコロナ禍の中でも資産を増やしているとか。その中でたくさんの弱者が経済的にどん底の状態に落とされています。格差は広がるばかりで、弱者が希望を持って生きられる社会の実現はまだ遠いようです。
コロナで自粛を強いられ、暇なので国会中継を見たら、あまりにも政府がひどいやりとりをしているので驚いたという人がいました。もう少し政治に関心を持つ人が増えて、国民の意識が高くなれば、政府もひどい政治が出来なくなるのではと私は思います。
子供達も自粛中にしっかり本を読み、よく考えて自分が本当に興味を持てることを見つける切っ掛けにしたらいい。知識を詰め込むだけが勉強ではない。せっかく与えられた自由な時間なのだから。
大阪府の小・中・高等学校はコロナの自粛による教育の遅れを取り戻すために、夏休みはお盆の時期の10日、冬休みは7日、土曜日も授業をするという方針を吉村知事が打ち出していました。こんなやり方をすれば、教師も生徒も疲弊するばかりで教育効果は上がらないと私は思います。
教育では学びたいという動機を育てることが一番大切なことであり、子供達の時間をしばり、競争で追い立てることは子供の才能をつぶしかねません。考えない人間が増えることは、格差社会を維持するには都合のよいことですが、私はそんな社会が続くことを望みません。
コロナ後はスローライフだ。自然との共生を大切にして、ゆとりある働き方の出来る社会を目指そう。人間が自然破壊を続ける限り、ウイルスも生き残りをかけて人間を襲い、コロナ後という時代はやって来ない。リニア新幹線もカジノもいらない。東京オリンピックも中止になるだろう。これからは、「未来の世代のことも考えて、本当に必要なことを重視し、みんなが幸せである」そんな社会でありたいものです。
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by good_natsume
| 2020-05-31 21:52
| 林住期