2017年 09月 13日
ハプニングで映画鑑賞 |
今日はさわやか堂へ整体をしてもらいに行きました。ところがとんだミスをして、予約時間を4時間も間違えてしまいました。いつも午前10時に予約しているので、その習慣で10時前に行ったところ、予約は午後2時になっていました。そういえば、さわやか堂の事情で予約時間を変更していたことを思い出しました。
歳を取ると、何も考えずに習慣通りに行動し、とんだミスをすることがあります。今回はそんな大チョンボでした。
映画「ハインドリヒを撃て!」
「ハインドリヒを撃て!」は、ナチスのナンバー3の幹部ハインドリヒの暗殺とナチスの凄惨な報復をテーマにした実話を基にした戦争映画です。
1942年当時、チェコスロバキアはナチスドイツに支配され、チェコの亡命政府がロンドンにありました。その亡命政府から2人の将校がチェコを支配していたハインドリヒを暗殺するよう命令を受けて、チェコに入るところから映画は始まります。
「ハインドリヒを撃て!」という命令は、一見ナチスに対する効果的な作戦のように思えますが、チェコで抵抗運動をする現地の人の感覚はそうではありません。「ハインドリヒを暗殺して、その後はどうなるの?後任の幹部がやってくるだけじゃない。それに抵抗組織を潰されてしまうよ」と、反対意見を言う人がいます。それを単なる弱気と片付けていいものでしょうか?
そんな葛藤があるものの、作戦は綿密な計画のもとに実行され成功します。しかし、その後は?
2人をかくまったという噂だけで、2人が行ったこともない村の16歳以上の男性が全員虐殺されます。また、情報提供者には高額の賞金を出すというビラが撒かれ、関係していそうな人間を拷問にかけ、組織が徹底的に洗い出されます。この暗殺事件によって5000人以上のチェコ人がナチスによって殺されたとか。
1人の将校は、「自分たちが名乗り出ようか」と、ナチスのあまりにもの報復を止めようと悩みますが、名乗り出たとしても組織への報復はとことん続くでしょう。
作戦を立てる司令部の無責任と現場で戦う兵士の悩みについて考えさせられる映画でした。
妻は「こんな映画を見るよりも美術館にでも行った方が良かった」と言っていましたが、私には興味深い映画でした。
by good_natsume
| 2017-09-13 23:03
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