2017年 01月 23日
ラインによるいじめ |
ラインによるいじめが深刻な問題になっていると聞いていましたが、中学生になった孫のクラスでも、ラインによるいじめがあるそうで、こんな身近にいじめがあるのかとショックでした。1学期にはいじめの対象となった男子生徒が不登校になり、2学期には女子生徒が不登校になったとか。
ラインとはどんなものか、携帯すら持っていない私にはよくわかりませんが、いじめの様相も昔と変わってきているのかもしれません? ラインに対象となった生徒をいじめる言葉を誰かが書き込み、それに同級生が「イイネ!」のマークを押していく。そんなクラスの様子に、孫も心が痛んで体調不良になり、しばしば保健室へ行くようになったとか。
(こんなことに負けるな。いじめる側の子が何を考えていようと、それはその子の課題です。いじめる子は実は自分に自信の無い心の弱い子です。自分の理想を達成する自信が無いので、偉そうにして偽の優越感に浸っているのです。その心の弱さは克服してほしいけれど、それはあなたの課題ではありません。あなたはあなたのすべき課題をやり、素敵な人生を築きましょう。アドラー心理学の課題の分離です。)
文科省の調査によると、2015年度に認知されたいじめの数が22万件もあるそうです。認知されていないいじめもたくさんあるでしょうから、これは氷山の一角でしょう。
どうしてこんな世の中になってしまったのだろうね。競争、競争で、弱者を切り捨て、格差がどんどん拡大していく社会を反影しているのでしょうか。
いじめ発生、その時親にできることは?
先ずは慌てず、美味しい料理でも作って、居心地の良い家庭を築くことです。いじめる側の子供もいじめられてくよくよする子供も、どちらも自己評価が低いことを意識しておきましょう。自分には能力があり、人に役立つ仕事ができるという自信を持てば、その目標を楽しく追求するようになるでしょう。いじめなどに関わる必要はまったく無くなります。
親ができることは、子供の良いところを見ながら、子供の成長を見守りましょう。子供の人間関係は子供の課題であり、親の課題ではありません。子供がよほどの危機に陥っていない限り、口出しは止めましょう。
アドラー心理学の子育ての目標は
<子育ての行動面の目標>
1)自立する。
2)社会と調和して暮らせる。
<子育ての心理面の目標>
1)私は能力がある。
2)人々は私の仲間だ。
この目標に近づける機会をたくさん作りましょう。家庭の中で、クラスの中で。
by good_natsume
| 2017-01-23 19:39
| 心理学&子育て